installation : PAST

AYAKO MARUTA
SUSPENDED FIGURE

2008.1.30(WED)-2008.8.17(SUN)

Concept

アーチと柱による、古典的な空間の形態を、天井から吊り下げられた工事現場用ケーブルとランプシェードの集合によって模した空間。本来、アーチ空間とは、地面から重力に逆らって積み上げられる。しかし、この空間では、本来はアーチの荷重を支えるべき柱が宙に浮いており、アーチは途中で断ち切られても崩壊しない。アーチと柱に見えるものは、天井から独立して吊られたケーブルとランプシェードの集合でしかないからだ。けれども人々は、この空間に、慣れ親しんだアーチのイメージを重ねる。ゆえに、工事用のランプシェードを、柱を飾る装飾と感じとり、切断されたアーチや、宙に浮いた柱に不自然さを覚える。その感覚は、我々がもつ形態に対するイメージや固定概念の強さを示しているといえる。

Material
工事用のケーブルとランプシェードはデニムから喚起された素材である。
デニムは作業着として誕生し、ファッションアイテムへと進化してきた。
その歴史は色落ちやビンテージなど、新しい美意識や価値を創造でもある。
この提案は、デニムの歴史と同じように、粗野な素材に潜んだ新しい美意識を示そうとしたものである。

展示会概要

タイトル:Suspended Figure(サスペンデッド・フィギュア)
アーティスト: 丸田 絢子(マルタ・アヤコ)
会期:2008年1月30日 (水) – 2008年8月17日(日)
会場:DIESEL DENIM GALLERY AOYAMA 1F
キュレーター:高橋 正明 / ブライスヘッド 

高橋 正明 / ブライスヘッド(キュレーター)
www.brizhead.jp
オランダのインテリア誌Frame、建築誌Markをはじめ、海外の雑誌に、建築、デザイン、アートについて書いている。1987年渡独、ベルリンで油絵を学んだあと、ロンドン・メトロポリタン大学、ニューヨークのF.I.T.、ニューヨーク大学で学ぶ。1996年編集プロダクション「ブライズヘッド」を設立、各種書籍の企画、制作、取材、執筆を行なう。著作は、「Japan The New Mix」「World Hyper Interior」「次世代の空間デザイン21名の仕事」「Design City Tokyo」他多数あり、国内外の出版社から刊行されている。

Installation Images

Photo:shuto mikio

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Photo:shuto mikio

Photo:shuto mikio

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Photo:shuto mikio

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Biography

  • 丸田 絢子(マルタ・アヤコ)

    http://maruta.sub.jp

    1978 新潟生まれ
    2001 東北大学工学部建築学科卒業
    2003 東京芸術大学大学院美術研究科建築専攻修了
    2003-06 青木淳建築計画事務所勤務
    2006 丸田絢子建築設計事務所設立

    Awards:
    • 2007

      JID デザインアワード2007新人賞
      グッドデザインアワード2007

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