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INTERVIEW

CHINESE CUTTING EDGE
中國最先端

C.H.I 池磊

NOV 17, 2017 – FEB 14, 2018

CONCEPT

現代都市生活の狂気。

北京でもっとも注目されているコンテンポラリー
アーティスト、C.H.I 池磊(チリ)が表現する
中国の今とは?

この度、DIESEL ART GALLERYでは11月17日(金)から2018年2月14日(水)まで、中国出身の写真家、C.H.I 池磊(チリ)の日本初個展 「中國最先端 – CHINESE CUTTING EDGE -」を開催いたします。

本展のキュレーションを担当するのは、国内では編集者として時にチェキをメイン機材としたフォトグラファーとして知られる米原康正。 中国版Twitterで知られるWeiboで236万人のフォロワーを誇り、国外でも活躍を見せる米原がC.H.I池磊と知り合ったのは2012年、 米原の個展を手掛けたキュレーターが北京に作ったギャラリーで行ったC.H.I 池磊の個展に訪れたときでした。彼の作品を目の当たりにし、 これまで見た事も無いエキセントリックでファッショナブルな表現に、日本では感じた事がない衝撃を受けました。この出会いから5年。米原 は中國最先端のアーティストとしてC.H.I 池磊を東京で紹介するチャンスを探していたのです。

CONCEPT
俺!ドロップアウトしたPUNK!
ドロップアウトしたあと撮影することにハマり、写真の世界にも音楽の世界同様 イカれたやつがいると気づいた。 
生まれながらに反抗的。オヤジみたいに優秀 な共産党員みたいな責任感も持ち合わせてるけどね!
ある日、怒りとともにベースをブチ壊してかわりにカメラを手にした。 
スゲエことをしてアホなやつらに見せつけてやろうと決心した!
さぁ、みなさんこのめちゃくちゃな世界の写真をご覧ください。
この写真、いま俺らが暮らしている社会とアホな奴らにでかい音でビンタを食らわしているような気分なんだ。 
C.H.I 池磊 ―――-

本展では、C.H.I 池磊の代表作の中から約60点を展示するほか、新しい作品も発表いたします。 会期中、DIESEL ART GALLERYでは展示作品のほか、関連グッズも販売いたします。

BIOGRAPHY

  • C.H.I 池磊 (チリ)

    http://weibo.wbdacdn.com/user/1563836051/

    中国の、特に80年代以降生まれの若者に崇拝されているC.H.I 池磊は、芸術家というだけでなく写真家、デザイナー、ロックシンガー、 監督、雑誌創設者、編集長と様々な分野でその才能を発揮している。芸術、ファッション、ポップカルチャー、ジャンルの境界線は彼の前 には存在しない。1981年、石家庄生まれ。幼い頃描いた家の壁の絵を見て息子の才能に気づいた両親に自由に育てられる。中学生の頃 PUNKに出会い、高校生でバンドを結成。美術系の学校に通いながらもバンドに没頭し、1999年、正式に“昏熱症 HRZ ”というバンド を組み、自作の曲で同世代のバンドとともに国内でのツアーを始めた。河北師範大学(美大)に入ったが、融通の利かなさに絶望し、退学。 “昏熱症 HRZ ”はアンダーグラウンドのトップにまで上り詰めたが2003年解散。2005年、雑誌《RollingStone》のアートディレクターに なり、2007年、他に類を見ない美術雑誌《O'ZINE-符号》を創刊し、編集長とアートディレクターを兼任。2010年、初の海外での個展をシド ニーのWhite Rabbit Galleryで行い、2011年、自分のアート会社C.H.I FACTORYを創立。近年は映画の制作に取り組んでいる。

    主な展覧会

    2016
    • ・ [Grain to pixel] Monash Gallery of Art Merbourne, Australia
    2015
    • ・ [Grain to pixel] Shanghai Center of Photography Shanghai,China
    2014
    • ・ Exhibition for Nominated Young Artist in Asia Today Art Museum Beijing, China
    2013
    • ・ White Rabbit contemporary Chinese art collection white rabbit gallery, Sydney, Australia
    2012
    • ・ Photokina, Cologne, Germany
    • ・ [dislocation] SH Contemporary, Shanghai, China
    • ・ [dislocation] solo exhibition, Aetherspace, Beijing, China
    2011
    • ・ [humble murderous] shcontemporary, Shanghai, China
    2010
    • ・ [redstar motel] art HK 10,Hong Kong,China
  • 米原康正 (ヨネハラ ヤスマサ)

    loveyone.com

    編集者、アーティスト。東京ストリートな女子文化から影響を受けたその作品は、メディアの形をして表現されることが多く、90年代以降の 女子アンダーグランドカルチャーの扇動者でもある。早くからSNSの影響力を強く感知し、そこでいかに日本的であるかをテーマに活動を 展開、現在Instagram、Twitter、Facebook、Weiboで日々情報を発信している。2017年6月、同テーマでアプローチの異なる3つの個展 開催によるアーティスト宣言をし、更なるステップに登った。

VIEW WORKS

DESIRE IN THE CAN, 2015 © C.H.I

NO TITLE, 2014 © C.H.I

SIX FEET UNDER, 2012 © C.H.I

TUMBLEDOWN SPLENDID PERFORMANCE, 2014 © C.H.I

SOCIAL NEW RELIGION, 2014 © C.H.I

© C.H.I

タイトル
中國最先端 – CHINESE CUTTING EDGE –
(チャイニーズ・カッティング・エッジ)
アーティスト
C.H.I 池磊 (チリ)
会期
2017年11月17日(金) - 2018年2月14日(水)
会場
DIESEL ART GALLERY
WEB
www.diesel.co.jp/art
住所
東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti B1F
電話番号
03-6427-5955
開館時間
11:30 - 21:00
休館日
不定休
キュレーター
米原康正
コーディネイター
CULTURE CLUB ’75
協力
オフィス・サマサマ
CULTURE CLUB ‘75
富士フイルムイメージングシステムズ株式会社
株式会社アンダースクラッチ 株式会社
株式会社アウトライヤーズ
moc
SETSUZOKU
株式会社HEG
Curator Statement
米原康正
中国アートシーンの今 
「中国との高まる緊張」、と伝えられる情報には、街の中で生活する人々の表情、そしてその思いが欠如している。 
中国人というメディアから流されるひとかたまりのイメージではなく、中国の 中の個人を知ることから始めなければならない。 
それを日々垂れ流される西側 諸国からの政治的なプロパガンダから感じることは不可能に近い。 
「アートにできることとは何か?」 
作家が取り囲まれた現実を、作家のフィルターを通して表現すること。そして、鑑賞者たちにその現実を感知させること。
  今回紹介するC.H.I 池磊は、1996年北京南西にある小都市石家庄でハード コアパンクのバンドを結成し、 そのライブのフライヤー製作などから、アーティ スト活動を開始した。その当時の動画で見ることのできる彼の赤いモヒカンは、 僕たちの知らない中国の歴史を語ってくれる。 
そして現在、C.H.I 池磊の作るアートワークは多岐に渡り、その分野は広がり 続ける。 その作品を見ていると、その中に共通するひとつのイメージが湧いてくる。 輝く部分が眩しければ眩しいほど、その後ろに伸びる影はその暗さを増すと いう事実だ。

INSTALLATION IMAGES

Photo: Norihisa Kimura

Photo: Norihisa Kimura

Photo: Norihisa Kimura

Photo: Norihisa Kimura

Photo: Norihisa Kimura

Photo: Norihisa Kimura

Photo: Norihisa Kimura

Photo: Norihisa Kimura

Photo: Norihisa Kimura

Photo: Norihisa Kimura

Photo: Norihisa Kimura

Photo: Norihisa Kimura

Photo: Norihisa Kimura

Photo: Norihisa Kimura

INTERVIEW

C.H.I 池磊
Special Interview

Photo: Norihisa Kimura

― 自己紹介をお願いします。

僕はカメラマンであり、かつてはパンクロッカー。今はいろいろなことの境界を越えたファッションビジュアルアーティスト。

-- 本展の見所を教えてください。

今回の展覧会では僕のスタイルがはっきりとわかるように、この8年間の中での優れた作品をセルフセレクトして構築しました。それは世界中でも通じるスタイルだと思う!中でも一番いいのは最新作品「REAL FAKE」シリーズが見られること。

-- 制作過程などについて教えてください。

それぞれの作品の撮影はもの凄く大変で、大勢のスタッフによる沢山のステップが必要でした。だからこそ、一枚一枚は全員の結晶とも言えるし、その過程は楽しさと挑戦で溢れています。とくに制作費の問題がよく発生し、最終的にはアナログなやりかたで解決することが多かった。今回の「REAL FAKE」シリーズは、助手が未完成の作品を間違って日本に郵送してしまったので、東京に道具を全部持ってきて、展覧会のオープニングの前日にようやくホテルで完成しました。そのプロセス自体も創作テーマにかなりぴったりあっていて面白い経験になりましたよ。ははは。

-- 今回キュレーションを担当した米原氏はご自身にとってどういった存在ですか?

よねちゃんは僕の伯楽だね。僕の能力を見抜き引き出してくれる。お互いの言葉が違っても、僕の魂は彼が僕のことをわかってるって知ってるよ!

-- ハードコアパンクのバンドを結成されるなどミュージックシーンでも活躍されていますが、アートワークにどのような影響を与えていますか?

ロックやパンクミュージックは僕に自由な心をくれました。創作に限界は無いとわかったし、大胆に挑戦するマインドも得ました。というのも、初期の中国パンクミュージックはすごくアンダーグラウンドだったから、それでオリジナルのアティチュードを磨いたし、それらが僕の人生に深く影響したんだ…。

-- 雑誌《Rolling Stone》のアートディレクターを経験後、美術雑誌《O’ZINE-符号》を創刊し編集長とアートディレクターを兼任されていますが、苦労された点や新たな発見などありましたら教えてください。

雑誌《Rolling Stone》で仕事していた時にヨーロッパの作品をたくさん目にしたことをきっかけに、写真を撮りたくなりました。その後、僕が始めた雑誌《O’ZINE-符号》でもビジュアルアートをメインとしてやってきました。この二つの雑誌の仕事が僕の世界を広げてくれ、世界中の芸術写真に触れられたことが僕の制作の礎になりました。でも僕はビジネスマンにはむいていなかったようで、《O’ZINE-符号》はしばらくして休刊になってしまいました。

-- 現在の中国のファッションやカルチャーシーンについて教えてください。

今の中国の発展は予想以上だと思っています。どこかに出張に行って北京に戻ると、知らない道ができたりとかしてね。発展のスピードはとんでもない。だから今ファッションやカルチャーに感じるスピードと能力も想像以上で、自由な心をもつ若者も増えて来ているし、想像力と創造力で自分の夢を実現しようと必死になっているのが伝わってくるんだ。カルチャーの根本的なことを理解できていない場合もあるけど、その情熱と追求する心が大事。とくに現代中国の音楽とファッションカルチャーはすでに世界の先端にいる。本当に中国のカルチャーシーンをもっと世界中の人々に知ってほしいと思っています。

-- これまでご自身で手がけてきた作品の中で、最も印象に残っている作品はなんですか?

自分の作品は4つの段階があって、この4つではっきりと区切られていると思います。 01.「五星招待所」は初めてのヴィジュアルアート作品で、ブラックユーモアのスタイル。 02.「伙锅」(HOTPOT)はまたブラックユーモアとファッションカルチャーとの合体感。 三番目「情人的皮囊」は総合的にいろいろなテクニックを使った作品。 四番目「REAL FAKE」はいままで僕のアートのスタイルをすべて融合させた、もっとも最高な表現です。

-- インスピレーションの源は?

全てのインスピレーションは自分が生活している中国、高速発展しているうちにそれらに対して発生する問題や事件などからインスピレーションを貰っています。

-- 影響を受けたアーティストや映画などありましたら教えてください。

最初に影響を受けたのは、シュルレアリスムアーティストSalvador Dali、ポップアーティストAndy Warhol、イタリア人アーティストAmedeo Modigliani。あとフォトグラファーのGUY BOURDIN、映画監督のDavid Lachapelle、Quentin Tarantinoも僕に多大な影響を与えました。

-- オフはどのように過ごされていますか?

旅行だね。

-- 東京滞在はいかがでしたか? 何か発見はありましたか?

東京は楽しかったよ。自分のメディア「 CHANNELCHI 」にも「東京」をテーマに撮影した動画を載せていて、面白い若者カルチャーとファッション文化を紹介しています。

-- 今後のプロジェクトについて教えてください。

今年4月に北京で開催する予定の展覧会の準備を進めていて、新しいアートワークも制作中です。僕が監督する映画も撮っていて、沢山の困難を乗り越えながら進行しています。近日中には完成させたいと思っているよ。

-- これから作品を鑑賞する人々に向けてメッセージをお願いします。

この展覧会は僕の創作スタイルがわかるだけじゃなくて、まさに別の大きなドアから中国に入ったように気分になると思う。 ここは自由な中国、騒動ばっかりの中国! 決まってる生き方をそのまま歩んでるんじゃないぜ! ――COME ON !!! “BE A BASTARD”!!!

INTERVIEW2

YASUMASA YONEHARA
Special Interview

Photo: Norihisa Kimura

― 自己紹介をお願いします。

編集者&アーティスト

-- 本展を開催するに至った経緯を教えてください。

僕がWEIBOのフォロワー数を236万人と増やした結果、約5年ほど前から月に1回ほどの割合で中国に招待されることになりました。毎回中国に行くたびに、情報ではない、リアルな中国を知ることになり、日本では紹介されてない、数多くのものがあるという事実に気づかされてきました。その結果、僕にしかできない、日本に入ってこない情報を紹介すること、は非常に大切なことだと考えるようになったのです。

-- タイトル「中國最先端 – CHINESE CUTTING EDGE –」はどのような意味が込められていますか?

最先端の中国の情報を知ることで、情報ガラパゴスのような日本にどこか風穴をあけることができないか、という意味を込めています。

-- C.H.Iのアートワークの中で一番のお気に入りを選ぶとしたらどの作品になりますか?

MADHOUSE IN CHINA SERIESという作品に糸を通したコラージュのやつ。中でもMACHINE。

-- ご自身も中国で知られた存在であり、最近では台湾でも個展を開催されるなどアジア各国で活躍されていますが、日本のアート・カルチャーシーンとの大きな違いや、それぞれの将来性について感じられている点などありましたら教えてください。

作品を作るとき、国内だけでなく海外を見ている、という点が大きく違う気がします。

-- 今後のプロジェクトについて教えてください。

2018年は、僕の作品や僕がキュレーションしたアーティストと音楽アーティストを合体させたイベントを定期的に開催していこうと思っています。あと、自分の個展をもっと海外で展開させていくつもりでいます。

-- これから作品を鑑賞する人々に向けてメッセージをお願いします。

チリの国境を越えた時代性に驚いて欲しいし、 チリのようなアーティストが生まれる土壌がすでに中国にはある、という事実に気づいて欲しいと思っています。