EXHIBITION
CONCEPT
/
BIOGRAPHY
/
VIEW WORKS
/
INFORMATION
/
INSTALLATION IMAGES
/
INTERVIEW

INTO THE SUN

CLEON PETERSON

MAY 27, 2016 – AUG 12, 2016

CONCEPT

人間の本質を問う、暴力に満ちた無秩序な世界を表現
L.A.をベースに世界中で活躍するペインター
Cleon Petersonの日本初個展

DIESEL ART GALLERYでは、5月27日(金)から8月12日(金)まで、L.A.を拠点に世界中で活躍するペインター、クレオン・ピーターソンの日本初個展“Into the Sun”を開催します。本展覧会では、巨大作品を含む10作品以上の新作ペインティングを中心に展示。

クレオン・ピーターソンが描く不安に満ちた世界では、暴力があるがままに存在します。彼の作品の反ユートピアなシーンは、哲学者トマス・ホッブズが人間の自然状態を定義するところの「万人の万人に対する闘争」を思い起こさせ、その万人は「孤独で、貧しく、悪意があり、野蛮で、無愛想」です。異常であることが普通であり、行き場をなくした者は、破壊行為、セックス、宗教、ドラッグにうつろな喜びや意義を感じながら、この邪悪な世界を一人で旅しなければなりません。ピーターソンは、作品に描かれたベドラム(無秩序状態)を「法を破る者と強要する者は同一であるというグレーな世界で、個人の権利優先で倫理が欠けた世界」として描きます。

“Into the Sun” は、新たな現実、それは人間が争いと無秩序によって引き裂かれる世界を探求します。人間の価値が破壊され、闘争と報復のイデオロギーが支配する世界。幻影と理想を押し付け合う、文化や宗教の対立。相手に対しての慈悲や理解といったユートピア的観念は、異分子やよそ者扱いという認識に取って代わられ、人の命は戦争兵器によって支配され、無価値と化しています。これら作品の中心にあるのは、世界をあるがままの純粋な姿にしたいという強い欲求なのです。

会場では、展示作品のほか関連書籍を販売いたします。






BIOGRAPHY

  • Cleon Peterson (クレオン・ピーターソン)

    www.cleonpeterson.com

    クレオン・ピーターソンはロサンゼルスをベースに活動するアーティスト。彼の無秩序で暴力に満ちたペインティングは、変動する現代社会構造のなか、権力と服従の間で起こる闘争の象徴である、争う者達をあらわにし、単色で描かれます。
    ピーターソンは、カリフォルニア州パサデナのアート・センター・カレッジ・オブ・デザインにて美術学士号、ミシガン州デトロイトのクランブルック美術大学にて美術学博士号をそれぞれ取得。過去には、そのアイコニックなステッカー・キャンペーンで世界中に知られるシェパード・フェアリー(Obey)と壁画のコラボレーションを行い、アート・バーゼル・マイアミの会期中に、フェアリーのシグネチャーである花模様と、ピーターソンのシグネチャーである人物画を組み合わせ、「権力」と「名誉」をテーマにウィンウッドにあるビルディングの4つの壁を彩りました。
    ロサンゼルスのアート・バーゼルや、ニューイメージ・ギャラリー、ニューヨークのダイチ・プロジェクト、ロンドンのレオナルド・ストリート・ギャラリー、シドニーのバウトウェル・ドレイパー・ギャラリーや、モンスター・ギャラリーなど、ピーターソンは世界中で個展やグループ展を行っています。ピーターソンの作品は、イギリスのファッション誌i-Dや日本のメンズ・ファッション誌EYESCREAM、音楽雑誌L.A. RECORD MAGAZINE、 アート&カルチャー誌Juxtapoz Magazineなど、様々なジャンルの媒体でフィーチャーされています。また、ジェフリー・ダイチをはじめとするコレクターを世界中に持っています。


    Solo Exhibition

    2016
    • ・ The Judgement, Plus One, Antwerp, Belgium (February)
    • ・ Purity, Over the Influence, Hong Kong (January)
    2015
    • ・ Disappear Into Midnight, Agnés B, Galerie Du Jour (October)
    • ・ Purity, Library Street Collective, Detroit Michigan (August)
    2014
    • ・ End of Days, New Image Art, Los Angeles, CA (November)
    2013
    • ・ There Is a War, The Outsiders, Soho, London (July)
    2012
    • ・ Brinksman, Guerrero Gallery, San Francisco, CA(March)
    2011
    • ・ White Flag, Joshua Liner Gallery, New York, NY (June)
    2010
    • ・ Daybreak, New Image Art, Los Angeles, CA (November)
    2009
    • ・ The Unconsoled, Alice Gallery, Brussels, Belgium (September)
    • ・ The Mirror Stage, Monster Children Gallery, Sydney, Australia (August)
    • ・ The Occupation, New Image Art, Los Angeles, CA (January)
    2008
    • ・ Cleon Peterson and Kill Pixie, White Walls Gallery, San Francisco, CA

VIEW WORKS

©Cleon Peterson

©Cleon Peterson

©Cleon Peterson

©Cleon Peterson

©Cleon Peterson

©Cleon Peterson

©Cleon Peterson

©Cleon Peterson

©Cleon Peterson

©Jon Furlong

タイトル
Into the Sun (イントゥ・ザ・サン)
アーティスト
Cleon Peterson (クレオン・ピーターソン)
会期
2016年5月27日(金) - 8月12日(金)
会場
DIESEL ART GALLERY
WEB
www.diesel.co.jp/art
住所
東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti B1F
電話番号
03-6427-5955
開館時間
11:30 - 21:00
休館日
不定休
キュレーション
+81
協賛
ディー ディー ウェーブ株式会
TRNK
協力
Over The Influence
キュレーション
+81
グラフィック・デザインを中心に、ファッション、写真、映像、音楽など、各号異なるテーマのもと、世界中のあらゆるクリエイティヴ・シーンを取材する 1997年創刊の東京発グローバル・ヴィジュアル・マガジン「+81」の制作・発行のほか、企業の広告プロモーションや商品開発における、クリエイターと 協同したプロジェクトの企画とプロデュースも行う総合プロダクション。

Asia Representative
Over The Influence
Over The Influenceは、香港をベースに広範囲に渡る展示会のオーガナイズを専門としている、アーティスト・マネージメント・チーム兼キュレーション・プラットフォーム。急進的、精力的且つ影響力のある国内外のアーティストの作品にフィーチャーし、世界中の私的・公的団体とコラボレーションするなど、インパクトのある新世代の現代アーティスト輩出に貢献することを目的に活動している。

サイン会のお知らせ
5月27日(金)19:00 - 20:30、DIESEL ART GALLERYにてアーティストによるサイン会を開催いたします。

INSTALLATION IMAGES

Photo: Kenji Takahashi

Photo: Kenji Takahashi

Photo: Kenji Takahashi

Photo: Kenji Takahashi

Photo: Kenji Takahashi

Photo: Kenji Takahashi

Photo: Kenji Takahashi

Photo: Kenji Takahashi

INTERVIEW

Cleon Peterson
Special Interview

Photo: Kenji Takahashi

--自己紹介をお願いします。
クレオン•ピーターソン。カリフォルニア州、ロサンゼルスを拠点にアーティストとして活動しています。ペインティングや彫刻作品を制作しています。

--本展のコンセプトや見どころを教えてください。
継続的に描いている「混沌、権力、困難、不安定な社会情勢」をコンセプトに制作しました。

--“Into the Sun”のタイトルに込められた意味を教えてください。
本展のタイトルは今回の私の初来日、いわば、日本との初めての出会いに由来しています。また、日本の国旗には日の丸(sun)が国の象徴として描かれています。そのような歴史的背景にも興味がありました。

--新作の巨大作品“Burning the dead”についてお聞かせください。
観る人と作品が一体になり、対比して観れる大きな作品が好きなので、描きました。

--アーティストになろうと思ったきっかけは何ですか?
気付いた時には自然にアートと関わっていました。喘息持ちで幼い頃から病院で過ごすことが多く、ただただ絵を描いていました。また、成長するにつれて、より一層アートへの興味が強くなりました。自分の全てをアートに注いだというか。いつもアートと関わっていたかったので、大学へ行ってアートの勉強をしました。また、その頃からスケートボードを販売する会社をはじめ、様々な企業のためのイラストやデザインの仕事で収入を得るようになりました。その後ふと機会があり、また学校へ戻りデザインを学ぼうと考えたのです。同時に、自分の時間でいくつかペインティングも制作していました。当時ロスのギャラリーに依頼されて本のデザインを担当していたのですが、ギャラリーのオーナーの女性がある日家を訪れた際に私の絵に興味を示してくれたのです。壁に立てかけてあった絵を見て「私、この絵好きよ」って。「この絵ならギャラリーの方で販売できるんじゃないかしら?」ということで、グループ展を開いて絵を販売してくれました。この経験を機に、より意欲的に作品を作りたいと思うようになりました。

--作品のアイディアはどのような時に浮かびますか?インスピレーションの源を教えてください。
私の中で「怒り」はインスピレーションの一つです。怒りを覚える事は、その物に対して感情が高まっている証拠だからです。世界では恐ろしい事が起こっていて、そのニュースを見る度、私は怒りを覚えます。私は、現在進行形で起こっている出来事を絵に表現するよう心掛け、同時に私の視点から見た世界を描いています。

--作品ができるまでの過程を教えてください。また、作品制作において、重要していることはありますか?
アイデアを得るために、今世界で何が起きているかという情報はメディアを通して常に追うよう心掛けています。制作する上で重要な事は、そのアイデアをどうキャンバスの上で描けるかを考える時間です。

--作品の主題である暴力や闘争、限られた色数で構成されるスタイルはどのようにして確率されましたか?
私が20歳前後の頃、生活環境はめちゃくちゃで、危険な物に囲まれた生活をしていました。その時期は、暴力や警察、ドラッグ、喧嘩、そういった物を常に目にしていました。それらの生活環境は誰もが経験できる物でもないし、見れる世界ではないので、その世界観を自分の絵に落とし込みたいと思うようになりました。若い頃はあらゆる色を使って作品を描いていましたが、アーティストとして成長していく中でよりシンプルかつ、自分にとって感情的に最も適切な色味や形を用いるようになりました。黒と白は反対色として非常にグラフィカルであり、表現方法として自分には適している色味だと思っています。

--作品を通して人々に伝えたいメッセージなどありますか?
私の作品を見てどう解釈するかは観る人の自由なので、具体的な見解はありません。私の作品は現代社会の側面を反映する鏡のような存在なので、観る人それぞれの意見を持ってくれればいいと思います。私が描く絵は実際に世界に溢れている光景だと思うので、私の作品を見て現実に世の中で起きていることについて、考えるきっかけになってほしいです。

--影響を受けたアーティストや映画・音楽など教えてください。
フョードル・ドストエフスキー、カート・ヴォネガット。

--尊敬するアーティスト/人物を教えてください。
ジェン=ミシェル・バスキア、レオン・ゴラブ、ジェイコブ・ローレンスです。

--オフはどのように過ごされていますか?
オフの日は、家族と過ごすことが多く、映画を観たり、本を読んだりしています。

--初めての日本滞在はいかがでしたか?何かインスピレーションは湧きましたか?
とても素晴らしい経験になりました。京都はとても美しく、東京はエネルギッシュでバイタリティー溢れる町でどちらの街も楽しみました。

--現在取り組んでいるプロジェクトや今後挑戦したいことはありますか?
つい先日、カナダ、エドモントンにあるレストランの壁画を制作しました。1ヶ月後にはニューヨークでの個展を控えています。これまで彫刻作品も制作してきましたが、今後も数多く制作していきたいと思います。

--これから作品を鑑賞する人々に向けてメッセージをお願いします。
私は見る人の一人ひとりに各々の感覚で作品を体験し、考え、そして独自の意見を導き出してもらいたいと考えています。作品の受け止め方について「こうあるべき」と指定はしたくないのです。様々に作品と向き合い、自由に解釈する機会を持ってもらいたいと思っています。作品を見た人が自分の意図することと違った解釈をしたり、そこに何を見出したのかを聞いたりするのは私にとって非常に興味深いことです。なぜなら、それらは自分の活動をまた別の視点から見つめるきっかけとなりうるからです。