ONCE NIGHT FALLS

Hirofu ISO / Komainu
SEP 4, 2007 – JAN 20, 2008
null

DIESEL DENIM GALLERY AOYAMA 1Fで発表される、Hirofu ISO / Komainuの「Once Night Falls」は、夜の闇の中で起こる出来事にフォーカスし、そこでの昆虫の様子を象徴的に表した作品「Days in Nights」に続く最新作です。ダイヤ型を成す蛍光灯と、そこからチェーンに繋がれ、吊り下げられた昆虫達によって構成されるインスタレーションです。


昆虫は、本来、月や星の光を頼りに飛行するため、夜の闇においては、蛍光灯のような人工の明かりに惑わされ、光に向かって飛び、時には衝突してしまうことさえあります。人間の造り出した光とは、本来は昆虫にとっては未知のものであり、本能では感知できないもの、つまり自然の外側にあるものです。しかし、何千年もの時の経過の中では、昆虫はいつしか人間の光を識別できるようになるかもしれず、そこからまた新たな境界線が生まれるかもしれません。Hirofu ISO / Komainuは、そうした、未知の領域が既知のものへと変化していく中で起こる、境界線の変化や出来事を“かたち”として表します。境界線は、“昼と夜”、“人工と自然”、そして“生と死”といった二つのものを隔てると同時に、それらの接点でもあるのです。


「Once Night Falls」は、DIESEL DENIM GALLERY AOYAMAの空間に、人が光を灯して以来、綿々と繰り返されてきた出来事を立ち上げ、イニシエーションのように、場に命を吹き込むことでしょう。

DIESEL DENIM GALLERY AOYAMA 1Fで発表される、Hirofu ISO / Komainuの「Once Night Falls」は、夜の闇の中で起こる出来事にフォーカスし、そこでの昆虫の様子を象徴的に表した作品「Days in Nights」に続く最新作です。ダイヤ型を成す蛍光灯と、そこからチェーンに繋がれ、吊り下げられた昆虫達によって構成されるインスタレーションです。


昆虫は、本来、月や星の光を頼りに飛行するため、夜の闇においては、蛍光灯のような人工の明かりに惑わされ、光に向かって飛び、時には衝突してしまうことさえあります。人間の造り出した光とは、本来は昆虫にとっては未知のものであり、本能では感知できないもの、つまり自然の外側にあるものです。しかし、何千年もの時の経過の中では、昆虫はいつしか人間の光を識別できるようになるかもしれず、そこからまた新たな境界線が生まれるかもしれません。Hirofu ISO / Komainuは、そうした、未知の領域が既知のものへと変化していく中で起こる、境界線の変化や出来事を“かたち”として表します。境界線は、“昼と夜”、“人工と自然”、そして“生と死”といった二つのものを隔てると同時に、それらの接点でもあるのです。


「Once Night Falls」は、DIESEL DENIM GALLERY AOYAMAの空間に、人が光を灯して以来、綿々と繰り返されてきた出来事を立ち上げ、イニシエーションのように、場に命を吹き込むことでしょう。

BIOGRAPHY

Hirofu ISO / Komainu (ヒロフ・イソ / コマイヌ)


1978年 東京都生まれ


Education

2003

・東京芸術大学美術学部建築科卒

2005

・同大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了


Selected Solo Exhibitions

2007

・「Nighthopper」ミヅマアクション 東京

2004

・「komainu 04 Private Journal」 ミヅマアートギャラリー、東京


Selected Group Exhibitions

2008

・「ケレン -主張する色彩-」東京芸術大学大学美術館

2005

・西荻ビエンナーレ, 会田家、東京

・「Since 1994:ミヅマアートギャラリー10周年記念展」ミヅマアートギャラリー/東京

・卒展「Project the Projectors 04-05 台東」、旧坂本小学校、 東京


Public Collection

2003

・卒業制作"Birthday Box" 大学美術館買い上げ


Awards and Fellowships

2002

・平山郁夫奨学生

・吉田五十八奨学金受給 ("Paris Project"に対して)

・GEISAI 2 グランプリ受賞

VIEW ARTWORKS

null

half a world away (地球の裏側のベンジャミン)/2004/ベンジャミン、レジン/100x50x50cm

null

Nighthopper/2007/Photo by Keizo Kioku

null

Nighthopper/2007/Fluorescent Lamp, chain, insects fly during night, varnish and paint/撮影:木奥恵三

タイトル: Once Night Falls (ワンス・ナイト・フォールス)

アーティスト: Hirofu ISO / Komainu (ヒロフ・イソ / コマイヌ)

会期: 2007年9月4日(火) - 2008年1月20日(月)

会場: DIESEL DENIM GALLERY AOYAMA 1F

キュレーター: 北澤ひろみ / NANJO and ASSOCIATES

協力: ミヅマアートギャラリー

CURATION

北澤ひろみ / NANJO and ASSOCIATES

http://www.nanjo.com/


ひとたび、夜の帳が降りて闇に包まれると、夜に生息するものたちの世界が現れる。夜行性の昆虫は、光の刺激によって起こる走性を持ち、本来は月の明かりを飛ぶための手がかりとしている。しかし人間が、夜の時間を手に入れるために発明した明かりが、昆虫達を惑わせる。街灯や部屋の明かり、車のライトなど、より明るい光を放つものを月明かりと間違えて飛んでいき、距離をつかめずに衝突してしまうこともある。人間の造り出した光は、昆虫にとっては識別できない未知のものであり、自然の外側にある。


《Once Night Falls》は、そんな夜の闇に起こる出来事、その場をかたちにしたものである。人が光を灯して以来、綿々と繰り返されてきたことが、立ち上げられる。ダイヤ型を成す蛍光灯、そこから吊るされたチェーンとその先に繋がれた夜行性の昆虫達。無数のチェーンは、昼と夜を隔てる境界であり、蛍光灯と虫、すなわち、人工と自然を繋ぐものでもある。そこには、一瞬にして反転する危うさを孕んだ、生と死の接点を見ることもできる。


本来、人間の生体リズムは、日の出とともに目覚め、日没とともに一日を終えるというものであったが、もはやそのリズムは崩れ去り、例えば東京は24時間眠らない街となり、同時に人間は、人工の力を借りずに生き続けていくことが、難しくなってしまった。気の遠くなるような時の経過の中においては、昆虫もいつしか光を見分けられるようになり、そこから新たな境界線が現れるかもしれない。《Once Night Falls》が表すのは、未知の領域が、既知のものへと変化していく中で起こる出来事であり、境界線の変化をも暗示している。


より明るい光を求めて飛び、傷つき、時には命さえ失ってしまう、昆虫達。それはそのまま、我々人間の姿でもあるのかもしれない。

INSTALLATION IMAGES

null
null
null
null
null
null
null
null
null
null

Once Night Falls

2007 Fluorescent Lamp, chain, insects fly during night, resin and paint approx.480x200x320cm

Photo by Kenji Morita Courtesy Mizuma Art Gallery

検索

商品を削除しますか?

次の商品を買い物カゴから削除しますか?

検索

検索

Select language

日本語

検索

検索

Diesel S.p.A. will be able to process identifiers, biographical data, and contact and sales data for advertising activities on the social networks to which I am subscribed or sending advertising or direct sales material, carrying out market research, sending commercial promotions and discounts reserved to customers, commercial information - possibly also customized - with automated contact methods (email, newsletters, SMS, MMS, messaging platforms, etc.) and traditional contact methods (mail).
We remind you that by joining the D: CODE, if you do not give the marketing consent, you will not receive any promotional communications but you will receive service communications concerning benefits to which you are entitled due to your registration to the Loyalty Program.
You can at any time withdraw your consent to receive the above-mentioned communications by clicking on the appropriate option in each email received, as well as by writing to the address privacy@diesel.com or otherwise contacting Diesel S.p.a. at the addresses indicated at paragraph 1 of the information notice.

検索

{ "action": "Page-CustomerExperience", "queryString": "", "locale": "ja_JP" }