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SPECIMENS OF TIME

ー時間の標本ー

LING MENG
MAR 6, 2015 – MAY 22, 2015
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自然の産物を優美にポートレートする若手中国現代アーティスト、リン・メンの世界初個展

この度、DIESEL ART GALLERYでは3月6日(金)から5月22日(金)まで、中国を代表する若手アーティストの1人、Ling Meng(リン・メン)の世界初個展「Specimens of Time - 時間の標本」を開催いたします。


Ling Mengは植物、花、鉱石、土など自然のエレメンツを独自の方法で収集し、その『時間』を永遠に残します。彼の手によって収集、記録された作品は、美しくもはかなく、そしてエレガントにポートレートされ、観るものを魅了してやみません。


本展では、彼のタイポグラフィーやグラフィックデザイン、写真に加え、様々な標本から成る作品も公開します。


CONCEPT

「種々雑多な世界をよりシンプルに表現できないだろうか。そうすればその『時』でさえも止めておけるはずだ」

休暇中に、僕は様々な場所で開催される花と鳥のマーケットを訪れた。そもそものアイデアは何か高価で特別なものを見つけるためだったが、思っていた以上に自然そのものが魅力的でより貴重で尊いものだと気付いたのだ。

たいてい、人は表面的なところだけを見て、シンプルな捉え方をする。小さい花の名前が「レース」であっても、つぶされた珊瑚の山を見つけても、そこに思いがけない不意の発見があったとしても、なかなか気付かないものである。

自然は『時』の経過によって作られ、そして『時』は自然の標本によって保管できる。

植物は常に興味深いものだ。食物となり、衣服となり、薬としても必要不可欠なものなのだ。でも彼らは幾千もの自然の産物の中のほんの一握りでしかない。僕はこれらを収集するためにとてつもない長い旅をスタートした。

僕の最初のコレクションは昆虫にかじられた無数の穴のあいた葉っぱである。第一印象は、特別な美しさと見事さ。不完全な中に昆虫によってかじられたことで息がふきかかった完全さ、また厳しい自然環境の中で力強く生き抜いてきた見た目以上の計り知れない強さも感じた。

標本になった瞬間、彼らはその造形の美しさを遺しつつ、死を迎えながらも失われない時間を過ごすことになる。

植物、花、鉱石、土、そして全ての自然の産物に興味を持った今、尊厳と敬意を表し、ポートレートとして優美に残していきたい。

自然の産物を優美にポートレートする若手中国現代アーティスト、リン・メンの世界初個展



この度、DIESEL ART GALLERYでは3月6日(金)から5月22日(金)まで、中国を代表する若手アーティストの1人、Ling Meng(リン・メン)の世界初個展「Specimens of Time - 時間の標本」を開催いたします。


Ling Mengは植物、花、鉱石、土など自然のエレメンツを独自の方法で収集し、その『時間』を永遠に残します。彼の手によって収集、記録された作品は、美しくもはかなく、そしてエレガントにポートレートされ、観るものを魅了してやみません。


本展では、彼のタイポグラフィーやグラフィックデザイン、写真に加え、様々な標本から成る作品も公開します。


CONCEPT

「種々雑多な世界をよりシンプルに表現できないだろうか。そうすればその『時』でさえも止めておけるはずだ」

休暇中に、僕は様々な場所で開催される花と鳥のマーケットを訪れた。そもそものアイデアは何か高価で特別なものを見つけるためだったが、思っていた以上に自然そのものが魅力的でより貴重で尊いものだと気付いたのだ。

たいてい、人は表面的なところだけを見て、シンプルな捉え方をする。小さい花の名前が「レース」であっても、つぶされた珊瑚の山を見つけても、そこに思いがけない不意の発見があったとしても、なかなか気付かないものである。

自然は『時』の経過によって作られ、そして『時』は自然の標本によって保管できる。

植物は常に興味深いものだ。食物となり、衣服となり、薬としても必要不可欠なものなのだ。でも彼らは幾千もの自然の産物の中のほんの一握りでしかない。僕はこれらを収集するためにとてつもない長い旅をスタートした。

僕の最初のコレクションは昆虫にかじられた無数の穴のあいた葉っぱである。第一印象は、特別な美しさと見事さ。不完全な中に昆虫によってかじられたことで息がふきかかった完全さ、また厳しい自然環境の中で力強く生き抜いてきた見た目以上の計り知れない強さも感じた。

標本になった瞬間、彼らはその造形の美しさを遺しつつ、死を迎えながらも失われない時間を過ごすことになる。

植物、花、鉱石、土、そして全ての自然の産物に興味を持った今、尊厳と敬意を表し、ポートレートとして優美に残していきたい。

BIOGRAPHY

LING MENG (リン・メン)

www.senseorsensibility.net


「僕が最近挑戦しているのが、アートと科学をミックスすることなんだ。」

Ling Mengは、中国出身。大学ではコンピュータサイエンスを学び、ソフトウェアのデベロッパーとして2年間のキャリアを経て、オーストラリアでマルチメディアを習得した後、帰国。2005年、Wieden + Kennedy上海に所属し、デジタル、イラストレーション、アニメーション、プロダクトデザインのクリエイションを手がけてきた。

今までにWebby Awards、OneShow Interactive、Long Xi Silverなどの賞を受賞。彼のアート作品は、「But does it float」、「ffffound」、「Asian graphic Now!」、「Unknown Museum 798 beijing」など様々なメディアに登場し、また近年ではクリエイションギャラリーG8(東京・銀座)でのグループ展に参加するなど精力的に作品を発表している。

現在は、インディペンデントアーティストとして、アートディレクション、デザイン、イラストレーション、タイポグラフィーデザイン、インスタレーション、彫刻、ファッションなど多方面で活動を続けており、若手ながらこれからの中国アートシーンを牽引する作家として注目を浴びている。

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© LING MENG

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© LING MENG

INFORMATION

タイトル: SPECIMENS OF TIME -時間の標本-(スペサマンズ・オブ・タイム -ジカンノヒョウホン-)

アーティスト: Ling Meng (リン・メン)

会期: 2015年3月6日(金) - 2015年5月22日(金)

会場: DIESEL ART GALLERY

住所: 東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti B1F

電話番号: 03-6427-5955

開館時間: 11:30 - 21:00

休館日: 不定休

キュレーション: Kimiko Mitani Woo / MW Company

協力:

乐天陶社 The Pottery Workshop

印物所 Press Matter

タキヤ株式会社

CURATION

Kimiko Mitani Woo / MW Company


インディペンデントアートキュレーター、アートプロデューサー。Wieden + Kennedy Tokyoにてナイキの営業担当として勤務した後、2008年5月に独立。 Akasaka Art Flower 08、Nam June Paik Art Center Opening出品作家のマネジメントなどに携わり、2009年2月にMW Companyを設立、東京と上海を拠点に本格的なアートプロデュース活動を開始。既存のアートシーンの枠組みを超えた新鋭アーティストの発掘及びユニークな幅広い分野での作品発表の場をプロデュースし、東アジアのアートシーンの発展に努める。主な仕事は、DIESEL ART GALLERYでのアート展や文化庁メディア芸術祭のPR、クリエイションギャラリーG8での若手中国人デザイナーグループ展など。

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Photo : KEN KATO

LING MENG SPECIAL INTERVIEW

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--はじめに、自己紹介をお願いします。

私は中国出身の自然史アーティストLingです。現在は上海に黒と白の2匹のネコと暮らしています。

私が最近トライしているのは、アートと科学をミックスすることなんです。


--土のインスタレーションは目新しく注目を浴びています。このアイデアはどのようにして生まれましたか?

私の故郷は中国の南西部に位置する貴州省の省都、貴陽市です。ここは高原、盆地が多くカルスト地帯としても有名な省です。ここには様々な種類の土や砂があり、色も赤、茶色、黄色、焦げ茶色、白など多色に渡ります。一カ所の広範囲でない土地にも多種多様な土が存在することもあるのです。遠くからひいて見てみると、自然によってデザインされたカーペットのように見えるのも美しいと感じました。

まだ世界中を旅して回るチャンスはないのですが、世界中には数百種類、いや数千種類の土があるはずです。アフリカではコーヒー澱を使って土壌を耕すところもあると聞きました。かなりの焦げ茶ですが、土がほぐされているとてもいい状態になるそうです。自然土を使ってデザインパターンを作りことで科学と自然のエレメンツをミックスできる、これは面白いと感じました。


--デザイン、写真、彫刻、インスタレーション、標本、様々な形態の作品を作られていますが全て一貫したスタイルを感じます。意識して統一させているコンセプトなどありますか?

私自身、常に新しいことに挑戦していきたいと思っていますので、様々な形態の作品を作るのはとても楽しいことです。メディアが違えば違った特徴と性質も異なるので、いろいろなアイデアを考える上でインスピレーションにもなります。また、作品制作において最も重要なのは自分が何を表現したいか、考え方や思想です。ですので、違ったメディアを使った表現ということにはさほど心配もありません。アイデアが固まった段階で、一番適したメディアを選んで作り込んでいくといったプロセスになります。人間も同じですよね?生まれてから死ぬまで新しいことに挑戦し続けて生きている感じですよね。


--大学ではコンピューターサイエンスを学ばれたそうですが、それからどのようにしてアーティストへの道を歩まれたのですか?

大学の勉強は結構得意なほうだったんですが、プログラムデベロッパーとして2年間働いた後、数学的にものを考えるのに飽き飽きしてる自分に気付き、子供のときに絵を描いたり、ペインティングがとても好きだったなと度々思い出しておりました。それをきっかけに自分が楽しく、満足できるアートやデザインに関係した仕事をすることが自分にとって適しているのではと考えるようになったのです。


--アートと科学をミックスする事に挑戦されていますが、この発想が生まれた原点は何でしょうか。

私の周りにはデザイナーやアーティストの友達が多いです。大半が学校で美術を学んでいますが、私が何かをデザインしたり、アート作品を制作する上での手法や思想が彼らとはあまりにも違うなと感じることが多いです。

その中でアートと科学をミックスすることが面白いのではと気付くきっかけになりました。生物学、化学、考古学、天文学など科学が大好きで、「科学のバックグラウンドをアートの思想にとりいれてみたら、もしかして他のアーティストと全く異なる表現ができ、面白いかもしれない」と思ったのです。


--中国の若手作家の一人として現代中国のアートシーンについて教えてください。

中国では現代アートの市場がものすごいスピードで成長しています。しかし、ほとんどのアート作品は市場で売れるものという目的で作られているように感じます。

若手作家の1人として、アート市場の範囲がきわめて小さいように感じますし、ほとんどの若手作家はアートだけでスタートし、生計を立てていくのは難しいのが実状です。中国の根本的な教育における美術教育というものが長い間欠けており、大半の人は現代アートに対してとても保守的で、作品の意味をどう理解するのか、作品をどう鑑賞してよいのかわかりません。作品をコレクションするためにお金を使うという考え方はもちろんありません。


--尊敬するアーティストを教えてください。

尊敬するアーティストはたくさんいます。Lucie Rie, Mc Escher, Damien Hirst, Ouyang Xiu, Karl Blossfeldt, Yohji Yamamoto, Hayao Miyazaki, Issey Miyakeなど。


--アクセサリーを自作するなどファッションにも精通されていますが、好きなブランドや普段から心がけているスタイルなどありますか?

大好きなブランドは多いです。Yohji Yamamoto, Issey Miyake, Maison Martin Margiela, Alexander McQeen, Damir Doma, Heidi Slimaneなどが特に好きです。好きなスタイル、心がけてるスタイルと言及するのが難しいのですが、あえていうならばニュートラルのものかな。


--好きな雑貨や集めているモノなどありますか?

私は本が大好きです。今の家にはだいたい3000冊ぐらいあります。もちろん、植物や昆虫、鉱石の標本も大好きです、それぞれ500種類ぐらいあります。


--日本の書籍もよく読まれるそうですが、主にどういったジャンルになりますか?またなぜ興味を持たれましたか。

日本のデザイン誌”IDEA”や工芸雑誌”炎芸術”、それ以外にもたくさんのアーティストやデザイナーの本を購入しました。多くは、植物や鉱物、自然史に関する本です。日本にこんなに植物や自然史に関する書物が多いことに大変驚きました。


--影響を受けた本、映画など教えてください。

来日中に購入したクモの巣の種類に関する本なのですが、これがとても興味深い本なのです。日常生活の中でちょっとした小さいことに気付ける人がいますが、日本人はこういうはかない優美なものを見つけるのがとても得意だと感じます。実は今、この本にとても感化されています。


--初めての来日でしたが、滞在中はどのように過ごされましたか?

滞在中のほとんどはキュレーターのKimikoとインターンの学生さんたちや制作会社のスタッフさんと展覧会準備とインスタレーションピースの制作で忙しく過ごしました。でも仕事の後には、少しぶらぶらと町歩きを楽しめましたよ。


--また印象的だった場所や物はありましたか?

東京はとてもとてもクリーンで、人もとても親切でフレンドリーですね。滞在中には東京タワーや三鷹の森ジブリ美術館に行きましたが、ジブリはとても興味深く素敵な美術館でした。「となりのトトロ」を20年前に観て今やっと東京に来てこの美術館を訪ねることができてとても嬉しいです。


--将来的にチャレンジしたいことや、今後のプロジェクトについて教えてください。

今数学と植物に関する小冊子を制作しようと計画中です。実は数年前に作り始めたのですが、ずっとお休み中だったので、これから再開しようと思います。


--これから作品を鑑賞する人々へメッセージをお願いします。

より多くの方に私の展覧会へ足を運んでいただきたいと願っています。特に植物やその他の自然のエレメンツに興味がある方には是非。 ピースフルな時をエンジョイしてほしいですし、これがあなたの人生にとっての特別でピースフルな時の標本なりますように、、、そう願います。

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