:phunk (ファンク)
http://www.phunkstudio.com/
https://www.instagram.com/phunk_sg/
:phunk(ファンク)は、Alvin Tan(アルヴィン・タン/1974生)、Melvin Chee (メルヴィン・チー/1974生)、Jackson Tan (ジャクソン・タン/1974生) 、William Chan (ウィリアム・チャン/1973生) の4人のシンガポール人アーティスト/デザイナーが、LASALLE College of the Arts(シンガポール)での出会いを経て、1994年に結成したコンテンポラリーアート&デザイン・チーム。「シンガポール・グラフィック・シーンのチャンピオン」(Creative Review誌/イギリス)、「アジア発の超ホットなクリエイティブ・チーム」(Computer Arts誌/イギリス)、「世界で最も先を行くデザイン・チームの一つ」(Asia Tatler誌/香港)、「アジアン・クリエイターが作るニューウェーブのアイコン的存在」(Get it Louder誌/中国)などと評される。
中国の伝統工芸や哲学、民俗、香港のパルプフィクション、日本の漫画やオタク文化、西洋のポップカルチャーやアート・デザインの諸潮流など :phunkが影響を受けたと公言する文化的エレメントは多様である。彼らはシンガポールという場所が生んだ文化的多元主義の申し子であり、その作品は、いまや世界中で増殖し続けている。
「現代都市の神話を創造するクリエイター」(Chinese Contemporary Art News誌/台湾)とも称される :phunkは、古代神と現代的なクリーチャー(不思議な生物たち)が集住する惑星を作り上げ、そこに :phunkならではのウィットとユーモアを盛り込んで、社会への風刺、人間的モラル、ロックンロール精神などを表現してきた。
:phunkは、アートとコマーシャル・ワークの境界を揺さぶり、ネオ・ポップ・アートのイデオロギーとポスト・モダニズム・デザインの繊細さを調和させながら、「アーティストか? デザイナーか?」といった旧弊で頑迷な問いかけと常に戦っている。アートやデザイン、出版、ファッション、音楽、フィルム、インタラクティブ作品など、幅広い領域を横断してビジュアル(=視覚表現)への新たなアプローチを展開する彼らの活動は、才能にあふれる4人の個性を反映した「審美的な集団意識」に深く根ざしている。
:phunkの作品は世界中のメディアに取り上げられ、各国のデザイン・アワードを受賞している。彼らの代表作のひとつ「Electricity」は、書籍『Graphic Design: A New History』(Stephen J. Eskilson著/イェール大学出版/2007年刊)で紹介され、「これこそが真のグローバル・グラフィック・デザイン」だと絶賛された。また2007年には、シンガポールで最高のデザイナーを表彰する「プレジデント・デザイン・アワード」より「デザイナーズ・オブ・ザ・イヤー」を授与された。
:phunkはこれまでに、世界各国で展覧会及びレクチャーを幅広く行っている。2007年、台北コンテンポラリー・アートミュージアムにて、国外では初の大規模な個展となる「Universality」展を開催。2005年の光州デザインビエンナーレ及び2006年のロンドン・デザイン・フェスティバルにはシンガポール代表として参加した。また2005年には、彼らの10年間の活動を紹介する回顧展「A Decade of Decadence」が、シンガポール歴史美術館にて行われた。
DIESEL DENIM GALLERY AOYAMAでの日本における初個展以降、8月と10月にシンガポールで、日本アート界のサイケデリック・マスター、田名網敬一とのコラボレーション展が立て続けに開催される予定である。
個展
2009
・ 「Around The World / Across The Universe」Vallery/バルセロナ
・ 「New World」Art Seasons/シンガポール
2008
・ 「New World(新世界)」 Art Seasons Beijing(798芸術区)/北京
・ 「New World(新世界)」 KIAF(韓国国際アートフェア)/ソウル
・ 「Universe II」 ギャラリー J Chen/台北
2007
・ 「Universe I」 Art Seasons/シンガポール
・ 「Universality」台北コンテンポラリー・アートミュージアム/台北
2005
・ 「Decade of Decadence」シンガポール歴史美術館/シンガポール
・ 「Baroqracy」 Pixie Gallery/台北
・ 「Baroqracy II」 Tuami/エクアドル
2004
・ 「Control Chaos IV」 OFFF/バレンシア(スペイン)
・ 「Control Chaos III」 Our Spot Gallery/シドニー
2003
・ 「Control Chaos II」 :b Gallery/シンガポール
・ 「Control Chaos」 The Reed Space/ニューヨーク
グループ展
2010
・ 「You West I East」Shenzhen Fine Art Museum/中国
・ 「Animamix Biennial, Metaphors of Un/Real」 MoCA 上海/中国
2009
・ 「OH! Open House」シンガポール
・ 「ARTSingapore」シンガポール
・ 「Self-Portraits」CircleCulture Gallery/ベルリン
・ 「Beyond Comfort」 Art Seasons/チューリヒ
・ 「ArtHK Fair」香港
・ 「Art Fair Tokyo @ TOKIA」東京
・ 「BMW Young Asian Artists Series II: The Singapore Edition」STPI/シンガポール
2008
・ 「ACAF NY 2008」ニューヨーク
・ 「No Comply 2008 Skateboard Art Exhibition」, No Vacancy Gallery/メルボルン
・ 「Panos 2013」リヨン
・ 「ARTSingapore」シンガポール
・ 「New Wave」 CCC (静岡市クリエイター支援センター)/静岡
・ 「SHcontemporary」上海
・ 「8Q-Rate : School」 8Q SAM/シンガポール
・ 「Tokyo.Ten Exhibition」クラスカギャラリー/東京
・ 「GDFB (Graphic Design Festival Breda)」/オランダ
・ 「Dual City Sessions: Art with Sound」/ベルリン
・ 「Power of One Charity exhibition」/香港
・ 「Shizuoka Content Valley Festival」CCC (静岡市クリエイター支援センター)/静岡
2007
・ 「Art Cologne」/ケルン
・ 「Animamix Biennale: From Modernity to Eternity」MoCA上海/上海
・ 「Todays Art Festival 2007」/ハーグ
・ 「Celebrating 50 years of Helvetica」 Design Museum/ロンドン
・ 「Young Talents」Art Cologne/ケルン
・ 「Massive Territor」 Gallery National Indonesia/ジャカルタ
2006
・ 「London Design Festival」ロンドン
・ 「東京デザイナーズウィーク」/東京
・ 「Secret House」 HITEC/香港
・ 「untitled - Documents Of Street Culture」(巡廻展)/BBBバルセロナ&BBBベルリン
・ 「20/20 Singapore Design Movement」ロンドンデザインフェスティバル/ロンドン
2005
・ 「光州デザインビエンナーレ」/光州(韓国)<
・ 「Get it Louder」/上海(中国)
2004
・ 「Place」Museu Valencia de la Il.Ilustracio i La Modernitat/ヴァレンシア
・ 「Pictoplasma "Characters at War!"」Zentralbuero/ベルリン<
2002
・ 「Fascination」シンガポール美術館/シンガポール
・ 「Made In Singapore」Art Seasons/シンガポール
・ 「We Love Utopia」Magma Gallery/ロンドン