HOLD YOUR FIRE

THOMAS DOYLE
NOV 23, 2018 - FEB 13, 2019
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「日常生活を覆す」ミニチュアアート作品を「孤独」「別離」「危機」をテーマに表現。

ニューヨークを拠点に活躍するアーティスト、トーマス・ドイルの日本初個展。

この度、DIESEL ART GALLERYでは、2018年11月23日(金)から2019年2月13日(水)まで、彫刻家トーマス・ドイルの日本初の個展 “HOLD YOUR FIRE” を開催します。本展覧会では、高さ2メートルにも及ぶメイン作品をはじめ、複数のミニチュアアートの他、ドイル自身がマクロ撮影で収めたミニチュアフィギュアの写真作品も展示いたします。


コンセプト:

“HOLD YOUR FIRE”は、トーマス・ドイルのミニチュア彫刻作品と本人制作・撮影のミニチュアフィギュアの写真を通して、その幅広い芸術活動にスポットライトを当てる。

本展のタイトル“ HOLD YOUR FIRE”は、作品に含まれる心理的側面(誰もが抱える記憶や思い)と、不穏な時代の「疑いようのない不安感」に基づいています。

絶えず起きる戦争、自然災害、難民危機、環境汚染、抗議デモが続き、常に大惨事と隣り合わせで暮らしているように感じられる現代。

ドイルは、尽きない惨事が呼び起こす「心許なさ」を細やかで親密な彫刻で表現し、同時に「家」「家庭」「安定」への普遍的な願いを描いています。

作品から伝わるその「矛盾」こそが、多くのギャラリー来場者を惹きつけるでしょう。


2020年に向け変わり続ける東京では、凄まじい勢いで巨大建築物が建設されています。その大規模な都市計画とは対照的に、文化的に日本人が持っているミニチュアへの愛着心は奥が深い。

本展覧会が開催される DIESEL ART GALLERYは、アート、文化、ファッション、エンターテイメントの中心地、渋谷に位置することもあり、トーマス・ドイル初個展の場所としてふさわしいと言えるだろう。


アーティストステイトメント:

ガラスケースに封印された作品には、「過去の面影」が残されている。

それは時に、人生を大きく覆すような経験であり、時にそっと響く瞬間である。

記憶に残る出来事が「時間」という靄の中で思い出されるように、作品で描く「現実」も歪んでおぼろげなレンズを通している。

「日常生活を覆す」ミニチュアアート作品を「孤独」「別離」「危機」をテーマに表現。



ニューヨークを拠点に活躍するアーティスト、トーマス・ドイルの日本初個展。

この度、DIESEL ART GALLERYでは、2018年11月23日(金)から2019年2月13日(水)まで、彫刻家トーマス・ドイルの日本初の個展 “HOLD YOUR FIRE” を開催します。本展覧会では、高さ2メートルにも及ぶメイン作品をはじめ、複数のミニチュアアートの他、ドイル自身がマクロ撮影で収めたミニチュアフィギュアの写真作品も展示いたします。


コンセプト:

“HOLD YOUR FIRE”は、トーマス・ドイルのミニチュア彫刻作品と本人制作・撮影のミニチュアフィギュアの写真を通して、その幅広い芸術活動にスポットライトを当てる。

本展のタイトル“ HOLD YOUR FIRE”は、作品に含まれる心理的側面(誰もが抱える記憶や思い)と、不穏な時代の「疑いようのない不安感」に基づいています。

絶えず起きる戦争、自然災害、難民危機、環境汚染、抗議デモが続き、常に大惨事と隣り合わせで暮らしているように感じられる現代。

ドイルは、尽きない惨事が呼び起こす「心許なさ」を細やかで親密な彫刻で表現し、同時に「家」「家庭」「安定」への普遍的な願いを描いています。

作品から伝わるその「矛盾」こそが、多くのギャラリー来場者を惹きつけるでしょう。


2020年に向け変わり続ける東京では、凄まじい勢いで巨大建築物が建設されています。その大規模な都市計画とは対照的に、文化的に日本人が持っているミニチュアへの愛着心は奥が深い。

本展覧会が開催される DIESEL ART GALLERYは、アート、文化、ファッション、エンターテイメントの中心地、渋谷に位置することもあり、トーマス・ドイル初個展の場所としてふさわしいと言えるだろう。


アーティストステイトメント:

ガラスケースに封印された作品には、「過去の面影」が残されている。

それは時に、人生を大きく覆すような経験であり、時にそっと響く瞬間である。

記憶に残る出来事が「時間」という靄の中で思い出されるように、作品で描く「現実」も歪んでおぼろげなレンズを通している。

BIOGRAPHY

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Thomas Doyle (トーマス・ドイル)

http://www.thomasdoyle.net/distillation/

https://www.instagram.com/thomasdoyleart/


アメリカ・ミシガン州出身。1976年生まれ。現在はNY在住。

画家、版画家としての経験と、幼少期から魅了され続けている縮尺模型を織り交ぜて創られるドイルの作品。

1/100〜1/43スケールで制作された彫刻の数々は、自然による静かな惨事にさらされた人物が多く描かれる。

ドイルの作品はこれまで、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの美術館やギャラリーで展示されており、「ニューヨークタイムズマガジン」「ニューヨーカー」「ニューズウィーク」などの誌面にも登場している。

2009年にはウェスト・コレクション「購入賞」を受賞、マクダウェル・コロニーのフェローシップも獲得。

VIEW ARTWORKS

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Mire, 2013 ©Thomas Doyle

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Mire, 2013 ©Thomas Doyle

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Proxy (45 Catherine Ct.), 2018 ©Thomas Doyle

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False Flag, 2012 ©Thomas Doyle

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Light no Fires, 2018 ©Thomas Doyle

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Girl #5, 2011 ©Thomas Doyle

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Proxy (28 Sapper Ave.), 2015 ©Thomas Doyle

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Staging Area, 2014 ©Thomas Doyle

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Staging Area, 2014 ©Thomas Doyle

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Redoubt, redux, 2012 ©Thomas Doyle

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Redoubt, redux, 2012 ©Thomas Doyle

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You Remember It, or It Remembers You, 2014 ©Thomas Doyle

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You Remember It, or It Remembers You, 2014 ©Thomas Doyle

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©Thomas Doyle

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©Thomas Doyle

タイトル: HOLD YOUR FIRE (ホールド・ユア・ファイア)

アーティスト: Thomas Doyle (トーマス・ドイル)

会期: 2018年11月23日 (金) - 2019年2月13日 (水)

会場: DIESEL ART GALLERY

WEB: www.diesel.co.jp/ja/art-gallery

住所: 東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti B1F

電話番号: 03-6427-5955

開館時間: 11:30 - 21:00

休館日: 不定休

キュレーション: +81

+81

www.plus81.com


+81は、新しいタイプのクリエイティヴ・プラットフォームです。

広告ブランディングの企画制作、メディアの編集と出版、イベントやギャラリーの運営など、事業内容は多岐に渡ります。

「想像と創造は、世の中をより魅力的にする」

その一貫した想いのもと、ロジカルとエモーショナル両方を併せ持つ思考で分析し、国やジャンルにとらわれることなく独自のネットワークを駆使し、良質なクリエイティヴを直線上に結びつけ、様々な問題解決のソリューションとして提供しています。

INSTALLATION IMAGES

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Photo by Kengo Tsutsumi

THOMAS DOYLE SPECIAL INTERVIEW

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--自己紹介をお願いします。

私はニューヨークにある小さい町に暮らし、活動しているアーティストです。小さいフィギュアを用いて創るミニチュア作品をメインに制作しています。作品に一貫してあるテーマは、「停止した」瞬間を表現することで、その瞬間というのは、何かが起きようとしている場面であったり、今起きた場面を題材としています。2003年からこのようなアート作品を制作しています。


--本展タイトルである『HOLD YOUR FIRE』にはどんな意味が込められているのか、またコンセプトを教えてください。

「HOLD YOUR FIRE」は、戦場で銃の発射を止めることを命令する言葉です。

私の展覧会タイトルは、英語で二重の意味を持たせることが多いです。今回の展示は、戦争について問いかけるタイトルであり、 また同時に、「心の炎を留めよ」という意味が含まれています。心の炎は、怒り、優しさ、創作性など、自身の精神を形成する根本的要素で自分の心に火をつけるものです。


--「孤立」、「分離」、「危機」のような人間の不安に関連するテーマを選んだ理由は何ですか?

私は、「孤立」、「分離」、そして「危機」というテーマに長年興味を持っていました。

ミニチュアフィギュアでこれらのテーマを扱う前から、絵画、モノクロプリント、またその他の方法で表現していました。

この3つのテーマは、人間にとって重要な側面であるように思われます。

これらのテーマを自身の作品で扱うことによって、時々現れる不安のような感情を出口に導いてくれます。

鑑賞者に様々な視点で観ていただけたらなと思っています。

ミニチュアは2つの理由でこれらのテーマを表現する上で適した表現方法になると考えています。

まず、意外ですがミニチュアは可愛くて「簡単に」理解しやすいと思われています。次に、ミニチュアを使用することで、視聴者は問題を扱いやすいサイズに「縮小」することができます。縮小して表現することが私にとって一番心地よく、鑑賞者にもこの感覚をわかってもらえると思っています。


--子供の頃からミニチュアフィギュアを創作し始めたとのことでしたが、どうして芸術家になったのですか? それは自然なことでしたか?ミニチュアフィギュア以外のジャンルの創作をされたことはありますか?

人生を通して創作をしてきたので、私にとって芸術家になったことは驚くことではありません。ある時はロックバンドで演奏をしていたり、フィクションを書いたり、かと言えば絵を描いたり、漫画を描いたりしていました。 私はいつも何かを作っていました。最終的にビジュアルアートが自己表現の方法として最も適していると気づきました。子供の頃ミニチュアに夢中になっていましたが、 アートとして使いたいと思ったのは2002年のことでした。その当時制作していた作品のテーマにミニチュアを扱いたいと思ったのがきっかけでした。


--今まで創作したものの中で、最も大きい作品を教えてください。

ニューヨークでの個展のために創作した、約15.5フィート(4.7メートル)の作品が一番大きかったですね。この作品は2つの大きなゴミの山によって、堰き止められた川を表現しました。その間で家族は河川敷に家を建てたというものです。私はこの作品の創作に1年の大半を費やしました。


--作品のアイディアはどのような時に浮かびますか?インスピレーションの源を教えてください。

インスピレーションのほとんどは、空想中に浮かんできたものです。ニュースを読んだり、人々と話をしたり、歴史や世界について学んだりといった、これらすべてが私の作品に反映されます。アイデアが浮かんできたら、それを書き留めてスケッチしています。たくさんのアイデアがありますが、それらすべてを創作するには時間がかかるので、その中から自分が作りたいものを選んでいます。アイデアを見つけるのは数分の場合もありますが、最終的な作業を行うのには何時間もかかっています。


--影響を受けたアーティストや映画・音楽など教えてください。

これまで多くの歴史、特に第二次世界大戦の歴史を読んできましたが、それが私の作品に大きな影響を与えています。また現実的ではない、私たちの周りの世界を新鮮で神秘的にしてくれる、サイエンスフィクションの映画や本を特に好んで読んでいます。


--休日は何をしていますか?

家族と一緒に時間を過ごしたり、家にあるものを修理、用事を済ましたり、料理、友達のところへ訪問したりですね。日常的なことかと思います。


--初めて日本に来てみて、感じたこと刺激になったことはありましたか?

日本が大好きで、訪れる機会を作ってくれたことをとても嬉しく思っています。多くの場所を旅行したことがありますが、日本は今まで私が見てきた場所とは違っていました。多くの点でアメリカにとても似ていると感じる一方で、全く別の部分もありました。説明するのが難しいですね。今回は東京、高山、京都を訪れました。また戻ってくるのを楽しみにしています。正直に言うと、私が一番気に入ったのは、全国各地で見つけた数百円でおもちゃが出てくるカプセルマシーンです。やはりミニチュアやおもちゃが好きですので、たくさんのカプセルマシーンとバラエティーの豊富さは私をとても幸福な気分にしてくれました。


--次のプロジェクトと今後の予定を教えてください。

現在は今までとかなり異なるプロジェクトに取り組んでいますが、まだそのことについて公開することができません。オブジェクト、グラフィックデザイン、そしてサイエンスフィクションを掛け合わせたものとだけお伝えします。ミニチュア作品が短編小説であるならば、このプロジェクトは小説に近いですね。 公開に長い時間がかかりそうです。


--これから作品を鑑賞される人々に向けてメッセージをお願いします。

直に作品を観に足を運んでいただき、ありがとうございます!最近では、アート作品が画像で観ることが出来るため、99.9%がインターネット上で鑑賞されています。そのため直に観る機会が少なくなっています。作品を写真で撮影し表現することがとても気に入っていて、写真によって素晴らしいストーリーを物語ることができていると思います。しかし、作品を直接鑑賞するというのはまた別の経験です。 15年前にこのタイプの作品を作り始めたとき、東京のDIESEL ART GALLERYのような場所を含めて、私が世界中で展示をする機会があるなんて思ってもいませんでした。。私の仕事を支えてくださった人たちに感謝します。

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