ー ポールダンスのどんなところに魅了されたのでしょうか?
小源寺:もともとダンスをやっていたんですが、自分の中でしっくりきていなくて。イベントで男性がポールダンスをしているのを見たときに、自分もやりたい衝動にかられたんです。いざやってみると、原理さえ理解しちゃえばできる技が多くて。それですごく達成感を感じたんですよ。それでどんどんのめり込んでいきましたね。
ー ダンスをしているときは、どんなことを意識していますか?
小源寺:技と技を組み合わせてパフォーマンスしていくんですけど、点と点の繋がりをいかに滑らかに魅せるかっていうところを意識していますね。体の線がもろに表れるので、それが変わるとパフォーマンスにも影響が出ます。だから日々の生活が出るものだと思っていて、食べたものが体に影響するし、コンディションの管理もすごく大事なんです。
ー ご自身の中でゴールはありますか?
小源寺:技の美しさを追求すること。あとは自分の技術や経験を伝えるためにこのスタジオをオープンしたんですけど、それが伝わったときにすごく循環されていることを感じるんです。そうやって自分の体験が誰かの役に立つのが嬉しいですね。
ー 「ディーゼル ライブラリー」の服もリサイクル素材を使うなど、“循環” というキーワードを意識しています。
小源寺:すごく大事なことですよね。ぼく自身、自然が好きだし、環境問題に関心があるんです。将来的にはここでの活動を通して、環境問題にも取り組んでいきたいという思いがあります。
ー 実際に着てみてどうでしたか?
小源寺:開脚もバッチリできたので、すごくよかったですよ(笑)。こういうシャツも好きだし、セットアップっていいですよね、コーディネートが楽だし格好いいから。〈ディーゼル〉の服は昔からよく着ていて、好きなブランドのひとつなので、今回こうしたコレクションの撮影に関われてすごく光栄です。