exhibition : PAST

Sarah Illenberger × Miho Kinomura
Reality & Fantasy

2013.5.17(FRI)-2013.8.16(FRI)

Concept

2011年にドイツ、ベルリンに拠点を置く出版社ゲシュタルテンからリリースされた作品集『Sarah Illenberger』が世界中で注目されているビジュアル・アーティストSarah Illenberger(サラ・イレンベルガー)と、LAをベースに世界で活躍するクリエイティブ・ディレクターの木之村美穂によるエキシビション「Reality & Fantasy」を開催します。

CONCEPT:
紙、果物や野菜、植物、雑誌の切り抜き、金属、テキスタイル、木材などシンプルで身近な素材を巧みに使い、物語に命を吹きこむように作られたSarah Illenbergerのヴィヴィッドで時にユーモラスな作品と、木之村美穂がベルリンのアトリエにて撮影したSarahとのコラボレーション映像作品を展示します。

会期中、DIESEL ART GALLERYでは、作品集「Sarah Illenberger」に加え、この展覧会の開催を記念して作られたオリジナルグッズも販売します。

展覧会概要

タイトル:Reality & Fantasy
アーティスト:Sarah Illenberger × Miho Kinomura
会期:2013.5.17 (金) – 2013.8.16 (金)
会場:DIESEL ART GALLERY (DIESEL SHIBUYA内)
WEB:www.diesel.co.jp/art
住所:東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti B1F
電話番号:03-6427-5955
開館時間:11:30-21:00
休館日:不定休
キュレーター:Miho Kinomura / STUDIO.D.O.G.INC
協賛:株式会社サンエムカラー
協力:Gestalten Japan

5月17日(金)よりDIESEL SHIBUYA 1FのGlorious Chain CaféではReality & Fantasy Smoothiieを展開します。サラ・イレンベルガーの代表シリーズ“Strange Fruits” (奇妙なフルーツ)をテーマに、カラフル&ヘルシーなスムージーが期間限定で登場します。
[Glorious Chain Café (グロリアス チェーン カフェ)]

東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti 1F / Tel: 03-3409-5670 / 営業時間:11:30~23:00 (L.O.22:00)不定休

Installation Images

Photo: Kenichi Mui

Photo: Kenichi Mui

Photo: Kenichi Mui

Photo: Kenichi Mui

Photo: Kenichi Mui

Photo: Kenichi Mui

Photo: Kenichi Mui

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Biography

  • Sarah Illenberger

    www.sarahillenberger.com

    1976年ミュンヘン生まれ、現在はベルリンを拠点に活動するアイデアに富んだビジュアル・アーティスト。ロンドン芸術大学のセントラル・セント・マーチンズでグラフィックデザインを学び、2001年にジュエリーブランド "Sarah & Patrick Design" を立ち上げる。2003年よりフリーランス のイラストレーター、アートディレクター、セットデザイナーとして、数々のADC賞などを受賞している。Hermes、Vanity Fair、南ドイツ新聞、Wallpaper、Time Magazine、New York Times、Audi、Nikeなどのクライアントワークを手がける中、ベルリンのデパートKaDeWeにてエルメスの新作とペーパークラフトを組み合わせた斬新なウィンドウ・ディスプレイは多くの注目を集めた。

  • Miho Kinomura

    www.studiodoginc.com

    今回の展覧会のキュレーター&フィルムディレクションを担当。LAをベースに世界各国でファッション性の高い広告を多数手がける。STUDIO D.O.G.INC 代表 クリエイティブ・ディレクター。資生堂 / PARCO / SHU UEMURA / McDonald's / 他TV CM ディレクターとして活躍。2010年 ITALIA VOGUE/ ASVOFF FILM FESTIVALでは 女優の太田莉奈主演フィルム "J'ai Faim! " にて最優秀賞を受賞。2011年3.11の震災後にボランティアとして被災地に通い支援活動をしながら撮影されたドキュメンタリーフィルム "Three Eleven 記憶の中で" を発表。山形国際ドキュメンタリー映画祭など、国内外で多数上映されている。

View Works

" Sandwiches " Director Miho Kinomura Performance by Sarah Illenberger

Sarah Illenberger

Sarah Illenberger

Sarah Illenberger

Interview

Sarah Illenberger × Miho Kinomura Special Interview for Diesel Art Gallery Exhibition “Reality & Fantasy”

  • サラ・イレンベルガー(ビジュアルアーティスト)

    --はじめに、自己紹介をお願いします。
    私の名前はサラ・イレンベルガー。ベルリンに住むイラストレーター、デザイナーです。

    --今回の展覧会のコンセプト、おすすめのポイントを教えて下さい。
    展覧会のコンセプトは私の作品を幅広く見てもらうことでした。少数しか販売していないプリント・エディションと一緒に、オリジナルのアートワークも展示されています。インスタレーションのポップコーンは展示会場で作ったものですが、合羽橋に足を運んだことでアイデアを得たものです。フリースタイルで作ったオリガミ・ポップコーンを制作して、25個のポップコーンバケツに詰めました。

    --今回、Miho Kinomuraと仕事をしていかがでしたか?
    Mihoさんと一緒にお仕事出来て良かったです。彼女が日本人ということで、日本の観客はどういった作品が見たいのかという彼女の視点を信頼して良かったです。膨大なメールのやり取りがありましたが、かなり早く要点をつかむことが出来ました。

    --どのようにしてアートに興味を持ちましたか?
    またアーティストになろうと思った決め手は何ですか?

    小さい頃からアートに興味がありました。手作りの物を作るのがいつも好きだったんです。ギリシャのストリートで私が最初に作ったコラージュ作品を売りました。ロンドンでデザインの勉強をしたのですが、自分が得意な分野はイラストレーションだと気付いたのです。それから夢中になり、 "ストレンジ・フルーツ" シリーズとといった自ら始めたプロジェクトに取り掛かるようになりました。

    --ユニークなアイデアはいつどんな時にひらめきますか?
    それについて考えてない時です。多くのアイデアは、私が何か別のものを現実に見ているときにたまたま思いついたものなんです。いろいろな物と戯れているのが好きなのですが、2つのものが面白い形で相互に作用したときに自然とアイデアが出てきます。

  • --作品が出来るまでの行程を教えてください。
    私のプロセスの大部分はアイデア出しです。紙に走り書きをしたらすぐに材料を買いに走ります。アシスタントにヘルプしてもらい、素材をアートの形へとトランスフォームさせて行きます。それから写真撮影を行い、作品はデジタル化されます。

    -ハンドメイドの作品が多いですが、ポスター作品ではCG合成なども多用しますか?
    私はちょっとしたリタッチやフィニッシュを行うときのみCGを使用します。不要な要素を取り除いたり、色彩やコントラストを強めたりと満足の行く仕上がりにするために使用することが多いです。

    --あなたの作品には沢山の食べ物や日用品が登場しますが、あなたにとってどういった存在ですか?
    さまざまな色と構成がある食べ物は大好きです。大抵、日常的なものや誰でも知っている素材を使うのが好きですね。私が使用する物 (素材) をよく知っているからこそ、アイデアを理解することが出来ると思います。

  • --オリジナル作品とクライアントワークには表現や考え方に違いはありますか?
    自由度があるないの理由で、私のクライアントワークは常により能力が試されるものになっています。クライアントのプロジェクトでは自由が制限されていますし、素早くアウトプットが出来るように誘導されています。終了時により満足に思えるのは、作品の寿命も長いということで自分のオリジナル作品です。例えば、誰かが壁に写真を飾ろうと決断したとき、彼らは毎日それと共に生活しなければいけないのです。そういう考えが好きです。

    --インスピレーションの源はどこから?
    毎日の体験からインスピレーションを得ています。スーパーマーケット、公共の交通機関などで出くわす面白い物を沢山写真に撮っているのですが、こういった物がプロジェクトのアイデアに繋がることが多いです。見慣れない物に囲まれて、まるで子供のように好奇心を持って無邪気になる旅行は常に刺激的です。ファイン・アートからも沢山のインスピレーションを得ています。ギャラリーやアート・フェアに行くのも大好きです。

    --拠点であるベルリンはクリエイティブにどのような影響がありますか?
    街としてのベルリンはそれほど刺激的ではありませんが、何が面白いかというとベルリンにいる人です。ひとつの場所に多くのクリエイティブな人たちが住み、アイデアやビジョンをシェアしています。

  • --好きなアーティストやデザイナーはいますか?
    チャーリー・チャップリンやジャック・タチ、ロリオといったスラップスティック・コメディ (どたばた喜劇) の映画監督が結構好きです。また、私はペーター・フィシュリ&ダヴィッド・ヴァイス、ガブリエル・オロスコ、アーウィン・ワームといった美術家好きでもあります。作品にユーモアを取り入れたアーティストが好きですね。

    --お気に入りの映画、好きな休日の過ごし方を教えてください。
    休日は自然な場所に行くのが好きです。張り詰めた制作作業に必要なエネルギーを取り戻すことが出来るし、頭の中をクリアにしてくれますね。

    --女性アーティストとして制作スタイルにこだわりはありますか?
    私のスタイルで女性的になることは私にとって重要ではありません。私はコントラストと驚きが好きなんです。私は女性であることを過度に期待される作品を作りたくはありません。

    --また、ママになって表現に変化はありましたか?
    母親になってすぐの時期は、すべてがバラ色でぼやけていました。私の頭の中はアイスクリームのようにソフトでしたね。今はかなり平常に戻りました。

  • --来日して制作したポップコーンの誕生秘話を教えてください。
    ポップコーンのインスタレーションは、レストラン用品が沢山売られている合羽橋を歩いているときに思いつきました。包装用品が沢山売られているお店に立ち寄った時に見つけたストライプのポップコーンボックスがアイデアをくれたんです。美穂さん (木之村氏) は本来のショーケースとしてグラスケースを使って欲しかったのだと思いますが、ケースの大きさがポップコーンマシーンに似ていたんです。簡易化した折り紙バージョンのポップコーンで、箱を埋めつくしました。

    --今回の来日で京都まで足を伸ばされましたが、日本で一番お気に入りの場所はどこでしたか?
    東京の多様性をとても楽しみました。日本をもっと知るために時間が必要だったと感じました。

    --また気になったカルチャーやファッションはありましたか?
    日本は素晴らしい食文化があり、私も楽しみました。大抵、日本の文化はすべてとても面白く、私にとっては初めてのことばかりでした。

    --今後のプロジェクトについて教えて下さい。
    とてもグラフィカルな家具の作品シリーズに取り組んでいるところです。

    --これから作品を鑑賞する人々にメッセージをお願いします。
    常にいつでも2度見ること!

  • 木之村美穂(クリエーティブディレクター/フィルムディレクター)

    --今回、Sarah Illenbergerとの仕事をしていかがでしたか?
    初めての海外アーチストとの仕事はいつも大変ですが、今回は新しい発見も沢山あり、結果的には楽しかったし勉強になりました。

    --制作にまつわる苦労話はありますか?
    東京ーロスアンジェルスーベルリンの3カ所でのやりとりは、時差もありメールとスカイプでの進行はとても大変でした。 私が3月にベルリンにサラに会いに行った事で、お互いのイメージも共有できて、それからは少しスムーズに進行できました。

    --インスピレーションの源はどこから?
    最新のトレンドとVINTAGEの2つのジャンルからインスプレーションを感じます。 フォトグラファーオタクなので、あらゆるジャンルの写真関係の雑誌/インターネットから各フォトグラファーのWEB SITE/ ファッション雑誌/世界中のファッションブロガーのブログ/FANCY / PINTEREST などネットのリサーチから最新のトレンドが自然と頭にインプットされてくる。VINTAGE な雑貨/建築/ファッション/映画も好きなので、古いものからのインスピレーションを最新トレンドどミックスさせるのが好きです。

    --様々なジャンルのクリエイター達とコラボレーションしていますが、自分のクリエイションにどのような影響がありますか?
    自分が今まで知らない人と関わる事が好きで、つねに新しい事にトライして行きたいので、いままで知らなかった別ジャンルの写真/ファッション/アート/ミュージック/映像 など、あらゆるクリエーターとのコラボレーションが自分の作品作りの刺激になります。世界のトップレベルのクリエーターとのコラボレーションは、もう一度自分の作品を見つめ直す良い機会になります。

    --好きなアーティストやフィルムディレクターはいますか?
    可愛らしく美しいvs狂気+毒の両方のタイプのクリエーターが好きです。 Film Director ----->Chris Cunningham(クリス・カニンガム) / 王家衛(ウォン・カーウァイ ) Fashion Photographer ---->Nick Knight (ニックナイト) /  Tim Walker(ティムウォーカー)

    --拠点をLAに置かれていますが、クリエイティブにどのような影響がありますか?
    東京やNEW YORK / PARISなど都会から逃避できる 普段沢山の人に会って仕事をしているので、LAでは人に会わなくて良い。  海や山の自然の中の生活に戻る事により、より人間的でナチュラルな思考に戻れる場所がLAです。 新しいクリエイティブを考えるリセットできる避難場所です。

  • --今取り組んでいるプロジェクトや、今後挑戦したいことはありますか?
    コスメブランドの2013年クリスマスプロジェクトとして、アーチストコラボ進行中。長編映画のディレクションに挑戦したいと思っています。

    --これから作品を鑑賞する人々にメッセージをお願いします。
    私のディレクションしたカレイドスコープ映像では、ベルリンで撮影された沢山の写真から構成されています。どんな写真がベースになっているか想像しながら映像チェックすると面白いですよ。かわいいけど、ちょっと変な感じ/ユーモアと毒のあるサラのアートの世界をぜひ体験しにギャラリーにいらして下さい。きっと不思議なベルリンの空気感を感じる事ができると思います。

    translated by Junko Hanzawa (Gestalten Japan)
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